最近読んで面白かった本:内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案

転職したことで通勤時間が片道2時間になりました。
Kindle Unlimitedで読書を始めたので、面白かった本を紹介していこうと思います。

一言感想

内向的な性格を否定せず、社会になじめない性格を「境地開拓型」と解釈し、解説している面白い内容となっていました。
内向的な性格というとネガティブな印象となりますが、境地開拓型と解釈すると、先陣を切って進む力強い印象に感じられました。

自分は内向型の性格です

自分自身内向型の性格で、人の多いところは苦手です。会社組織についても雑談などがあまりできない性格で、何年在籍しても、会社になじめていないことに対して長年悩んでいました。

そんな中で出会った1冊がこの本になります。
本書では最初に「外交的と内向的な性格の人間はおおよそ8:2で構成される」と解説されています。
そして、内向的な性格の人間が生まれてくるのは、種が生存していくうえで「何かメリットがあるから」という考察が書かれています。

内容としては内向的な性格を直すのではなく、基本的に肯定的な意見(そのままで良い)で書かれています。
本書で面白い解釈として、「外交的な性格の人がほとんどを占める社会では、どうしても内向的な性格の人が変な人として見えてしまう。境地(社会から少し外れた場所)へ行けば、内向的な人が集まっているため、違和感がなくなる」という解釈です。

本書の後半ではゆとり教育やベーシックインカムにも触れられており、なかなか興味深い考察も書かれていました。
(ざっくりお話しすると、ゆとり教育もベーシックインカムも、大多数を占める外向型の性格の人には合わない制度であると解説されています)

内向的な性格でどのように社会の中で生活していけばよいのか迷っている人に、ぜひ目を通していただきたい本だと感じました。

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