Unity開発時はGitを利用してソースやアセット管理をしているのですが、ローカルで管理をしているので単純に「何かおかしくなったら戻す」ために利用していました。
ただ、せっかくNASを持っているのでバックアップも兼ねつつNASにリモートリポジトリを作成してソース管理することにしました。
GitHubに無料枠はあるが・・・
GitHubにもプライベートな無料枠がありますが、GitLFSを利用する場合、1GiBまでの利用枠だった気がします。
https://docs.github.com/ja/billing/managing-billing-for-git-large-file-storage/about-billing-for-git-large-file-storage
Unityプロジェクトでアセット含めてすべてをGitに詰め込むと1GiBの容量は突破してしまうため、NASでの管理とすることにしました。
SynologyのNASにはGitサーバーが用意されているが・・・
自分が利用しているSynologyのNASにはGitサーバーが用意されており、公式でも紹介があります。
https://kb.synology.com/ja-jp/DSM/help/Git/git?version=6
ただ、何度かチャレンジしたものの、どうしてもうまくセットアップができなかったため、今回は利用を見送りました。
本題:NASにGitリモートリポジトリを作成する
環境は以下になります
・Windows11
・NASはFドライブとしてマウント済み
まずはプロジェクト管理用のディレクトリを作成します。
mkdir R-18_Project3_1.git
ディレクトリを移動して、以下のコマンドを打ちます
–bareオプションを付けることで、Gitの内部情報のみ保持するリポジトリとなります
cd R-18_Project3_1.git
git init --bare
リモートポジトリガできたので、Unityプロジェクトをプッシュしてみます。
まずはUnityで空のプロジェクトを作成します。
プロジェクト作成後、Source Treeよりローカルのリポジトリを作成します。
すでにファイルが存在する場合警告が表示されますが、はいを選択してリポジトリを作成します
画面右上の設定をクリックり、リモート設定の画面を開きます
リモートとして先に作成したリモートリポジトリのディレクトリを指定します
ローカルのリポジトリに何かしらファイルをコミットします
画面上部からプッシュを選択し、masterに対してプッシュを行います
SourceTreeの左側メニューのリモートにmasterがプッシュされたことが確認できました
ということで、ひとまずこれでUnityプロジェクトをNASに作成したリモートリポジトリで管理する準備ができました。
最悪、開発PCが吹っ飛んでもNAS側にバックアップが残るのは心強いですね
今利用しているNASは3TBの容量ですが、いろいろ保存する対象が増えてきたので8TBくらいにアップデートしたいところです