MV Agusta PERSONAL TEST RIDE CAMPAIGNに参加しました

憧れのMV Agusta車両にじっくり試乗できるキャンペーン

7月1日よりエントリーが始まっている「PERSONAL TEST RIDE CAMPAIGN」に参加してきました。当日は曇り予報で雨も少しぱらついていましたが、次第に天気も回復。無事にキャンペーン参加となりました。

試乗車両は「F3 800」「Tourismo Veloce 800 LUSSO SCS」となります。当初は「Brutale800 Rosso」「Tourismo Veloce Rosso」の2台で申し込んだのですが、どうやら試乗を行う店舗ごとに試乗車は決まっているようで、今回自宅から近い「MV Agusta Tokyo」さんにお世話になることとなり、そちらで用意できる車両が「F3 800」「Tourismo Veloce LUSSO SCS」の2台となりました。
用意できる試乗車はディーラーページで確認できるので、事前に確認しておくと良いかもしれません

※ちなみにROSSOシリーズで試乗申し込みを行った理由は「最悪壊しても弁償できる」というしょうもない理由からです。結果的にLUSSO SCSという最上級車両を割り当てられて正直ビビりながら試乗してきました

店頭で手続きを行い、いざ試乗へ!

店頭で試乗に関する説明を受けたのち、車両説明、試乗となります。
手続きは住所の入力や同意書へのサインなど、一般的な試乗受付と変わらない印象です。
最近Twitterで「レンタルバイクで高額請求が行われた」ことが話題となっていますが、こちらの店舗でも事態は把握していたようで、事前の説明で「よっぽどのことがない限り高額請求は行われないのでご安心ください」とのことでした。

まずは車両の説明を受けます。最初に試乗する「Tourismo Veloce LUSSO SCS」は「Smart Clutch System」という独特の機構を備えており、発進/停止含めてクラッチ操作が不要になるという優れものです。
仕組みとして、遠心力を利用してクラッチプレートを自動で開閉する機構とのこと。
そのため、エンジン停止 = ニュートラルの状態となるため、停車時に使用するパーキングブレーキが別途追加されているのが特徴です。

試乗コースはMV Agusta東京を出発し、第三京浜を利用して横浜方面へ。そのままランドマークタワー周辺を走行しお店に戻るという、結構しっかり走れるコースとなっていました。
試乗時間は約2時間で、3つの休憩ポイントが設けられており、車両の乗り換えも可能。下道、高速両方とも走行するため、気になる乗り味をしっかりと確認できる内容になっていました。
もちろん先導車付きなので道に迷う心配もなく、迷いがちな都会の街中も安心して走ることができました。

まずはTourismo Veloce LUSSO SCSから試乗

まずはVeloceから試乗をお願いしました。SCSは初めて利用するので、発進の感覚だけ少し練習させてもらい出発します。ちなみにVeloce のシート高は850mmとなっていますが、MV Agusta東京さんで用意している試乗車は810mmほどまでローダウンしているとのこと。そのおかげで自分の場合両足かかとまで接地でき、安心して乗ることができました。


まず乗車姿勢がものすごく楽! そして、シートもふかふかで座り心地が良いということが最初に伝わってきました。発進についても、エンジン回転数を上げると勝手に進み始め、速度がある程度乗ってきたらクイックシフターを使用して2速、3速とギアを上げていくという、なんとも不思議な乗り味でした。
SCSはあくまでクラッチ操作を補助するものなので、HONDAのDCTのような完全なオートマチックではありません。ギアの操作はライダーが行う必要があります。

停止時は勝手に進まないようにパーキングブレーキを利用することを推奨しているようです。パーキングブレーキの使い心地は独特で、乗車状態からパーキングブレーキの位置が目視できませんので、ブレーキの位置は体で覚える必要があります。解除するときも、ブレーキを上にはね上げる必要があり、慣れるまでは少し戸惑いそうな感じがしました。
パーキングブレーキは、実質リアブレーキを踏みこんだ状態でロックするだけのようなので、パーキングブレーキを毎回停止時に使うのが面倒であれば、リアブレーキをしっかり踏み込むことでも代用できそうです。
ただSCSの効果は高く、クラッチレスで発進/停止ができることが、改めて楽だと感じ、さらにエンストの心配もないため、安心感も高いと感じました。

F3 800は 高速土下座を行いたい方にお勧め

ひどいタイトルですが、第一印象です!
休憩のタイミングでF3 800も試乗させていただきました。こちらは生粋のレーシングマシンということでポジションがものすごくきつい。特にツーリングモデルのVeloceからの乗り換えということもあり、落差が激しい・・・
前を見るためにはきちんと首を上げることが必要で、首が痛くなりそう・・・
シートもVeloceに比べれば硬く、ステップ位置も高いため快適性は皆無ですね・・・
そして低回転時のトルクも低いため、乗り換え直後にエンストしてしまいました・・・
自分には少しハードルが高いと感じ、早々に次の休憩ポイントでVeloceに交代してもらったのでした。
ただ、足つき性は意外とよく、自分の場合かかとまで接地しました。クイックシフターも備えており、クラッチも意外と軽かったため、左手の疲労はあまり気にしなくてよさそうです。
F3は結構乗っている方が多い印象ですが、いやはや、思った以上にきついポジションですよ・・・

ちょっとだけ走行動画

GoProで走行動画を撮りました。参加前は「30分くらいの試乗だろうな」と思っていたので予備電池などなど全く準備しなかったため、1時間程度で電池が切れてしまい、あまり撮影はできませんでしたが、少しでも雰囲気が伝わればと思います

試乗後は店に居座りアグスタのモデルを鑑賞

試乗後に簡単なヒヤリング(現在乗っているバイクや興味のあるモデルの聞き取りなど)を行いました。
その後、展示してあるモデルを見てみますか?という話になり、ショールームへ案内してもらいました。
ショールームは高級感漂っており、自分には場違いな場所だなぁと思いつつも、いろいろなモデルを間近で見学できるチャンスだと思い、いろいろなモデルを間近で見せてもらいました。

展示車両については跨りも大丈夫(もちろん、スタッフ同伴で許可を得た場合)でしたので、ローダウンされていないVeloceに跨らせてもい、足つきやポジションなどを確認できました。
スタッフの方も気さくで、「F4 RCすごいですね~ 500万円するんですね」みたいな会話をしていたら、「良かったら跨ってみます?」という流れに・・・
さすがに怖かったので見るだけにしたのですが、高級店で近寄り難いという雰囲気が一気に払拭された瞬間でもありました。

営業についてはそこまでがっつりな営業はしてこないため、気楽に試乗を申し込んでよさそうです。
もちろん、希望のモデルがあれば、予算に応じていろいろ見繕ってもらえたり、中古車の入庫情報も教えていただけるとのことで、「Veloceでよさげな中古車があればお願いします」というお話をして、お店を後にしました。
気が付いたら試乗後2時間もお店に居座ってしまいました。それでも、嫌な顔せず自分の質問や要望に応えていただいたスタッフさんには感謝しかありません。

そして、私の790Dukeさんはいつ帰ってくるの!?

ちょうど今から一カ月ほど前にレッカーされた790Dukeさん。
週末に本国問い合わせ案件になりましたと、搬入先のディーラーさんから連絡がありました。
こちらとしては待つしかないため、引き続きお願いしますとだけ返事。現在修理完了待ちです。
結局1カ月以上戻ってこなかったなぁ・・・

コロナの自粛が解除され、これからツーリングだっ! というタイミングでの故障、そして、新車保証2年の終了。
去年はクラッチ故障で40日間入院しているので、保証が切れた後も乗り続けることが正直不安だなぁと考えるようになってきました。
そんなこともあり、またAgustaに乗るのもいいなと考えるようになり、今回の試乗キャンペーン申し込みとなりました。
今回運よく LUSSO SCSという最上級モデルに試乗できて、貴重な経験となりました。もちろん「ほしいっ」と思える車両でしたが、乗り出し280万超えはちょっと・・・どころか、明確に無理ですね・・・
良さげな車両が入ってきたら連絡をいただけることになっているので、乗り換えてしまうかもしれません・・・

バイクに乗り始めてから、本当にお金が貯まらなくなったなぁ・・・(´・ω・`)